演歌歌手山口ひろみが49歳の誕生日を迎えた2日、東京・中央区のライブレストラン「BLUEMOOD」でバースデーライブを行った。

ヒット曲「知床番屋」や7月17日発売の新曲「恋問海岸」、師匠北島三郎(87)の「兄弟仁義」、桂銀淑の「すずめの涙」、ミュージカルナンバーの名曲「命をあげよう」などバラエティーに富んだ選曲で、約1時間半で13曲を歌唱した。

大学生だった20歳の時に北島に弟子入りし、02年5月22日に「いぶし銀」でデビュー。23年目に入ったが、誕生日当日にライブをするのはこの日が初めて。

開演前の取材では「昨日は緊張して眠れなかったんです」と笑わせながら「多くの皆さんと一緒に誕生日を迎えられて幸せです。49歳は『シクシク』と泣くのではなく、『粛々』と積み重ねて行きたい」と決意を明かした。

山口は昨春に独立した北島音楽事務所時代のことも振り返った。「いれ立ての熱いお茶を北島先生にぶっかけたり、大みそかに事務所にあるうん百万円のツボを割ったり。北島先生は『形あるものは壊れる』と言ってくれたけど、翌日からの正月の3日間の記憶がないんです」。

北島からは珠玉の言葉ももらった。「レッスンをしていただいた時に『下手くそ、帰れ』と言われて悔しくて泣いた。そうしたら『泣いている場合か。泣いてすまそうとするな。もう1回という覚悟がないなら今すぐ帰れ』と言われました。言われた時は『鬼だな』と思ったが、今の自分の支えになっています」。

21年7月に結婚をした夫(47)は障がい者施設の相談支援専門員で、この日もライブに駆けつけた。「結婚前は『マッチ棒』というあだ名でしたが、結婚して3年で10キロ太りました。キムチ鍋と肉じゃがが特においしいと言ってくれます」とのろけた。

来年が50歳の節目。北島の言葉を胸に、最愛の夫の支えを得ながら山口は歌い続ける。