クラシックギタリスト猪居亜美(31)が16日、東京オペラシティ リサイタルホールで、「B→C バッハからコンテンポラリーへ276猪居亜美」リサイタルを開催した。

ハードロックやヘビーメタルの名曲を、クラシックギターでのカバーでも注目される猪居。今回のリサイタルは「原点回帰にして挑戦」と位置付け、バッハやクラシックギターのオリジナル曲のみで構成した。

第1部はバッハを主体に、第2部では30分にもおよぶ大作「ギター・ソナタ」を披露。本編最後には師匠、藤井敬吾氏「羽衣伝説-山入端博の旋律に基づく」を演奏。「この場で師匠の曲を演奏できたの感慨深いです」と述べた。テクニカルかつ感情に訴える演奏で観客を魅了した。

だが、このままで終わらないのが猪居。“原点回帰”とした同リサイタルだったが、アンコールでは「ジャパンヘビーメタルから1曲」とし、日本が世界に誇るヘビーメタルバンドLOUDNESSの代表曲「CRAZY DOCTOR」を演奏した。

クラシックギタリストとしてのしっかりした技術を見せつけつつ、“クラシックギター界の異端児”らしさも、しっかり見せつけた。【川田和博】