演歌歌手真田ナオキ(35)が9日、沖縄・宮古島のマティダ市民劇場で、「真田ナオキin宮古島コンサート」を行った。

今年、歌手デビュー10周年とメジャーデビュー5周年のダブル周年を迎えた。この1年間に「NINA(ニーナ)」「一匹狼のブルーズ」と異例となる2曲の新曲をリリース。また、演歌歌手としては限界ギリギリの露出に挑んだ初写真集「One Night Stand」の発売など、新たなる挑戦に取り組んできた。

宮古島でのコンサートも初めて。自身最南端となった。「沖縄本島では2回あるけど、宮古島はプライベートも含めて初めて」とし、「デビュー当時から宮古島のファンから声をかけていただいていて、やっと実現しました」。念願かなってのコンサート実現を強調した。

コンサート会場は熱心なファン約900人で埋め尽くされた。「舞台の真ん中でストレッチをしています」の影ナレに、会場からは“ナオキ!”のかけ声。紫色のペンライトが振られ、ファンの熱い声援と“指笛”の中、オープニング曲にはメジャーデビュー曲「恵比寿」を選んだ。

「コンサートで来たら宮古島を堪能して欲しい」。そんなファンの要望に応え、2日前から現地に入った。リハーサルのかたわら、サップやシュノーケリングも堪能。だが、「実はカナヅチで…。シュノーケリングでは溺れかけた」という。「美しい自然に触れ、自分が浄化されたような気がする」とすると、個性でもある声について「しゃがれ声が透き通った声になるかも」と、冗談でファンを笑わせた。

初宮古島で「島民の優しさにも触れた」とし、「住みたくなった」と笑った。だが、「物件サイトを見て、驚きの価格ですぐに閉じました」。笑みは苦笑いへと変わった。

ほとんどの曲を師匠吉幾三が書いている。「帰ったら師匠に宮古島の歌を書いてもらって、観光大使を目指したいと思います!」。そんな野望を語ると、ファンは指笛で歓迎した。

今年を「新しいことに挑戦した1年」とし、「いろんなことが詰まっていたので、まるで1週間のようなスピード感だった」。その上で、来年は「初心を忘れず、自分も、お客さんも楽しめるような1年にしたい」と意気込んだ。

同コンサートではカバーコナーも設けた。師匠吉幾三「雪國」や沢田研二「勝手にしやがれ」など4曲をメドレーで披露。同時に、客席に下りて握手のファンサービスに、「ナオキ! こっちに来て!」の声が飛び交った。この日、アンコールを含め全14曲を披露した。

コンサート終了後取材に応じ、「シンプルに楽しかった。想像以上にあたたかく迎えていただけた」。また、「師匠が酔っぱらっていないときに曲を頼んで、もっともっと街を盛り上げられるように手伝いができたらうれしい」と続け、「旅行ではなく帰ってこられたらうれしい」と“観光大使”としても戻ることをアピールした。【川田和博】