&TEAMのK(28)を取材する機会に恵まれた。今年はグループ活動では日本アーティストとして初となる日韓両国でミリオンヒットを達成し、初の紅白歌合戦への切符をつかんだ。個人としてもバラエティー番組で活躍したほか、東京で開催された世界陸上の応援サポーターとして話題を呼び、まさに時の人となった。

今年のグループの活躍について問われると「『Go in Blind(月狼)』でミリオン認定をいただいてから、『僕たちでもできるかも』と、今まで確信的な自信がなかったのが徐々に自信になっていった。急きょ韓国デビューもすることになって、日本アーティスト初の日韓ミリオンも達成して、良い意味で余裕につながりました」とうなずいた。“Japan to Global”への大きな第1歩を踏み出した一方で、その先のさらに大きなステージを見据えている話しぶりが印象的だった。

グループに対する献身性も、Kの持ち味を色濃く表していた。個人の活動も光ったが、「&TEAMを知る機会がなかったり、音楽番組をあまり見られない方にも&TEAMという名前が知れわたってすごくうれしかった。僕がこういう個人で活動する理由はチームのため。個人の活動がチームに還元できていたらすごくうれしいです」と、グループの成長のためと強調した。テレビの画面からでも伝わってくるスター性と、この言葉が象徴する内に秘めた献身性が、&TEAMの飛躍に大きくつながったように感じた。

野心をあらわにする一方で、「調子のいい時こそケガをすると、陸上をやっていたころの尊敬している監督に言われていた。今までやってきたように、目の前のことに一生懸命になって、謙虚な姿勢で何事も全力でやりたい」と、謙虚な姿勢は忘れない。今年の漢字に挙げた「蕾」には「来年蕾がどんどんふくらんで、大きな花を咲かせられるように。あまり調子に乗らないように蕾にしました」と、地に足を付け、さらなる活躍を誓った。

これまでにアジアツアーの開催や韓国デビューなど、口に出した目標は次々とかなえてきた。今後の目標をワールドツアーに定め、「運動をしていたころから無謀なことを紙に書くということをよくやっていた。高校時代は名門校ではなかったけど、『都大路出場』と太ペンででっかく書いて、部室の前に貼っていた。そうしたら3年後ちゃんと関東大会で優勝して都大路に行けた」と、夢を口に出して、また有言実行すべく泥臭く努力を重ねる覚悟だ。

見る人を引き込むキャラクターと、謙虚さと貪欲さで、これからも世界に向けて突き進み続ける。【野見山拓樹】