フリーアナウンサー生島ヒロシ(75)が、4月5日開始の文化放送「生島ヒロシの日曜9時ですよ~」(日曜午前9時)でパーソナリティーを務め、仕事復帰することが17日、都内で行われた同局の定例社長会見で発表された。

昨年1月27日にコンプライアンス(法令順守)違反でTBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」を降板して芸能活動を休止して以来、1年2カ月ぶりの仕事復帰となる。今後収録が予定されている。

1976年(昭51)にTBSに入社、89年(平元)にフリーとなってからも、ラジオではTBSを中心に活動していた生島にとって、文化放送で初のレギュラーとなる。1時間の番組で「心と身体と財布の健康」をテーマに“人生100年時代”を心豊かに生き抜くヒントを提案する。

生島について田中博之社長は「(番組降板時に)TBSラジオは詳細なことは一切公表していません。生島さんサイドから番組をやりたいという希望がありました。生島さんのラジオパーソナリティーとしての力が何の説明もないまま埋もれるより、番組でなんらかの説明があった方がいいと思いました。TBSラジオ時代の実績、キャリアもあってリスナーとの信頼関係もある。いろいろな問題がクリアできれば、番組をやりたいと思っていました。ご本人が『スタッフに声を荒らげた』と言っていることは、複数回にわたりアンガーマネジメント講習を受けてクリアした。文化放送社内の研修も受けていただきました」と話した。

謹慎中の昨年2月に、生島は会長を務めていた生島企画室(現ファーストエージェント)を離れた。田中社長は「個人事務所を立ち上げると聞いています。私自身も面談して、思った以上に反省していた。加藤(慶)コンテンツ局長、編成スタッフも話し合っています。昨年の6月くらいから話し合いをして、最初は『現状では考えられない』という状態でしたが、その後に講習を受けたりしていただいた」。

被害を受けた人間について「不快にならないようにします。生島さんが持っているポテンシャルを発揮していただきたい。さまざまな意見をいただくと思いますが、真摯(しんし)に受け止めたい。世間から糾弾された声を、本人が予想以上に重く受け止めていると感じました」と話した。

初回放送について加藤コンテンツ局長は「どのような形で作るかは現在、検討中です」。仕事再開に生島は「本当にうれしかった。人間って、希望があると生きる力が出るんです。セカンドチャンスをくれた、その勇気に報いないといけないと思いました」と話している。

4月改編のテーマは「世界を愛おしいって言ってみたい。」。番組改編率は15・61%。

◆生島(いくしま)ヒロシ 本名生島博。1950年(昭25)12月24日、宮城県気仙沼市生まれ。71年に法大経営学部を中退して渡米。75年にカリフォルニア州立大ロングビーチ校ジャーナリズム科卒。76年にTBS入社。89年(平元)にフリーとなり、生島企画室を設立。血液型A。