WEST.の小瀧望(29)が、舞台「PARCO PRODUCE 2026 『うま-馬に乗ってこの世の外へ-』」(7月8日から、東京・PARCO劇場)で主演を務める。2022年にテレビ東京系「開運!なんでも鑑定団」を通して発見され話題となった、作家の故井上ひさしさんの未上演戯曲が日本初演の時を迎える。

同作は井上さんが「井上ひさし」を名乗る前の24歳だった1959年(昭34)に執筆した作品で、東北の民話「馬喰八十八」をベースに構築されている。小瀧演じる主人公・太郎が優れた話術と機転の良さで、村人を翻弄(ほんろう)し、閉鎖的なムラ社会と常識を破壊していく。

小瀧は2020年に「第28回読売演劇大賞」で新人賞に当たる「杉村春子賞」を受賞した実力派。井上作品は今回が初挑戦となり「初めての井上ひさしさんの作品が、まさか日本初演のものになるとは思ってもおらず、本当に人生何があるか分からないなと感じております」と恐縮した。

ダークヒーローの役どころについて「徹底的に強情で薄情で、気持ちいいくらい自分中心に生きているひどい人なのですが、その迷いのない生き方に、最後にはなぜか憧れすら感じてしまいました」と明かし「自分自身も全く知らない自分に出会えると確信しています」と新境地に胸を高鳴らせた。ちょっとした巡り会わせも感じており「うま年に、『うま』という舞台に挑戦できるという奇跡、そして運命も感じています。ぜひ劇場で体感してください」と呼びかけた。

村人たちにも個性豊かな実力派俳優が集結し、俳優の安井順平(52)音月桂(45)らが出演。大阪公演は8月6日~12日まで、SkyシアターMBSで上演される。