次男が窃盗未遂容疑で逮捕されたみのもんた(69)が21日、都内の文化放送で、パーソナリティーを務める「みのもんたのウィークエンドをつかまえろ」(土曜午後1時)に生出演し、今の心境を明かした。

 次男の逮捕後、自身のレギュラー番組内で胸中を語るのは初めてだが、リスナーへの謝罪はなく、愚痴とも受け取れるみの節を展開した。

 番組冒頭、先祖の墓参りをしたと明かし、先祖に「世間を騒がせて申し訳ありません」と報告したと説明した。ただ「私が世間を騒がせたつもりは全くない。私が何をやったわけでもなんでもない」と話した。

 TBS系報道番組「みのもんたの朝ズバッ!」の出演自粛は、プロデューサーから切り出されて決断したという。当初は「降りるつもりはなく、続行してもいいと思った」という。報道の公正中立守れるかと問われ、「身内の肩を持ちたくなる」と思い、自粛を申し入れたと説明した。

 また、次男についての一部週刊誌の報道に「いじめに近い、中傷もあった。昔のことまで引き合いに出して」と怒りをにじませる場面も。それでも反論するつもりはなく、するなら全てが解決したらとした。

 TBS系ドラマ「半沢直樹」を欠かさず見ていると言い、予告編で半沢が「100倍返し」という場面を見て「いいね。今の心境と実にぴたっと一致する」と語った。一方で「いい経験をして幸せ」「少しは世の中に貢献できたと思える生き方をしたい」とも。

 同局には報道陣が集まったが、みのは同局に出入りする際、移動の車の後部座席に身を伏せていたのか、姿を確認することはできなかった。