<1>ロールアップ(日曜阪神9R皆生特別)

14日の栗東Cウッドで、マーメイドSに出走予定のビッグリボンと併せ馬。2馬身先行し、余力十分の走りで6ハロン84秒1-11秒4を刻んで併入した。休み明けになるが、1週前追いでもCウッドでラスト11秒2をマークしており、2週続けて11秒台前半と仕上がりは万全だ。

昨夏以降の近3走はひと息の成績に終わっているものの、新馬戦→1勝クラスを連勝したほどの素質馬。きっちり立て直された今回はガラリ一変の可能性が高い。

ロールアップ(2022年8月28日撮影)
ロールアップ(2022年8月28日撮影)

<2>アナゴサン(土曜阪神11R米子S)

14日に栗東坂路を4ハロン53秒4で駆け上がった。ラスト1ハロンはこの日の最速タイとなる11秒8。12秒を切った馬が12頭しかおらず、やや上がりを要する馬場だったことを考えると、価値は高い。

昇級初戦の前走・谷川岳Sでは3着に好走し、早くもオープンにめどを立てた。2走前に3勝クラスを勝ち上がった阪神芝マイルが舞台なら、前進あるのみだ。

アナゴサン(2022年5月7日撮影)
アナゴサン(2022年5月7日撮影)

<3>ランスオブサウンド(土曜阪神7R)

西村淳騎手を背に14日の栗東Cウッドで4ハロン51秒3。鞍上の手がほとんど動かない静の最終調整ながら、ラスト2ハロンは10秒8-11秒4の高速ラップを刻んだ。合計22秒2はこの日のラスト2ハロン最速タイ。ラスト2ハロン目の10秒8はこの区間で唯一の10秒台だった。

このスピードレベルからして、1勝クラスにとどまる器でないことは明らか。前走のアーリントンCは17着に大敗したが、自己条件の牝馬限定戦なら古馬が相手でも主役を張れる。

ランスオブサウンド(2023年3月25日撮影)
ランスオブサウンド(2023年3月25日撮影)

【先週の結果】

<1>セラフィックコール

日曜東京9R八王子特別 1着(1番人気)


<2>メイショウフジタカ

日曜阪神10R安芸S 2着(10番人気)


<3>サウザンドスマイル

土曜阪神10R洲本特別 7着(12番人気)


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