2月12日の高知。1600メートルのだるま夕日賞をガルボマンボ(牡4、細川)が制した。中団の後ろから早めに進出。1番人気モダスオペランディの猛追を首差しのいだ。先週14日には1400メートルの黒船賞で地元馬最先着の6着。それが昨年は中長距離での活躍で高知の年度代表馬に輝いた。

父はガルボ。芝の短距離からマイルを中心に中央で重賞4勝を挙げた。今年の距離だけ見ればまるで父だが、昨年は1900メートルの高知優駿と黒潮菊花賞、2400メートルの高知県知事賞を制覇。菊花賞や春の天皇賞などを制した父の父マンハッタンカフェの隔世遺伝ともいえそうな重賞実績だ。

17日に早世したガルボ。その母ヤマトダマシイは岩手で走った。重賞は未勝利だが、3歳時に1900メートルのひまわり賞(オークス)で3着、続く2000メートルのオータムCでは同期の牡馬相手に4着。中距離で健闘した。通算63戦6勝。7歳1月まで現役を続け、3番子のガルボが種牡馬入り。ガルボマンボの中長距離適性には、ヤマトダマシイの血も感じてしまう。【牛山基康】