昨年、ご好評をいただいたタイムフォームレーティング(TFR)を土台にしたジャパンC出走馬の分析を今年も行います。


馬名一覧の下がタイムフォームレイティング(TFR)、C(コース)とD(ディスタンス)は東京競馬場の芝2400メートルに出走経験のある馬。P(プレイス)がついているのは東京の芝2400メートル戦で優勝、もしくは3着以内に入った実績のある馬です。

筆者は基本のTFRを土台に牝馬+4、CDは+1、Pは+4を加点して修正値を求めています。

昨年は修正値131で2位に5ポイント以上の差をつけていたコントレイルが優勝。124のオーソリティが2着、125のシャフリヤールが3着となりました。


★22年ジャパンC出走馬のレーティングと修正後の値


シャフリヤール125(CDP)→130◎

オネスト128(-)→128○

ダノンベルーガ123(CDP)→128▲

ヴェラアズール123(CDP)→128☆

ユーバーレーベン118(牝CDP)→127△

グランドグローリー120(牝CD)→125△

ヴェルトライゼンデ118(CDP)→123

デアリングタクト114(牝CDP)→123

テュネス121(-)→121

ボッケリーニ121(-)→121

シムカミル119(-)→119

テーオーロイヤル117(CD)→118

ハーツイストワール112(CDP)→117

シャドウディーヴァ111(牝CD)→116

カラテ114(-)→114

リッジマン109(CD)→110

トラストケンシン103(CDP)→108

ユニコーンライオン(※)

※ユニコーンライオンはタイムフォームが「(過去の)数値の信頼性が低い」と判断しているため現時点でのレーティングなし。

修正値からはシャフリヤールが本命。相手はオネスト、ダノンベルーガ、ヴェラアズールの3頭が有力で、ユーバーレーベン、グランドグローリーの2頭も、さほど差はなし、という結論になっています。

筆者も上位拮抗と見ています。当日の気配を加味して修正値127以上の5頭の中から(3連用の)軸馬2頭を選び出して、相手はヴェルトライゼンデ、デアリングタクト、テュネスまで手を広げてみたいと思います。

(ターフライター奥野庸介)

競走成績等は2022年11月24日現在

東京の秋の風景「日本橋浜町(にほんばしはまちょう)」
東京の秋の風景「日本橋浜町(にほんばしはまちょう)」