「行けっ、デサイルっ」。中之島の社内にK村デスクの叫び声が響き渡りました。「ヨシッ、ヨシッ、そのままやっ、そのままっ。エンペラーも来いっ…、よっしゃーーーーーーーーーっ」。

ダービーの最後の直線、内ラチ沿いから抜けてきたのは赤い帽子、紅白のダノンの勝負服。最後は後続を寄せつけず、2着ジャスティンミラノに2馬身差。力強くゴールを駆け抜けました。逃げ馬の背後、好位のインから最短距離を走り、上がり3ハロンは33秒5。この脚を使われてしまっては後続はなすすべがありません。強かった。ダノンデサイル、見事なダービー制覇。おめでとうございます。

レースのラップを見ていくと、ハロンごとに「12秒5-11秒4-12秒4-13秒1-12秒8」。前半の1000メートルは62秒2のスローペース。後半の5ハロンを見ると、残り1000メートルから「11秒7-11秒3-11秒1-11秒2-11秒5」。上がりの1000メートル(5ハロン)の数字は“56秒8”。シャフリヤールが勝った21年は57秒0という、究極の上がり勝負になりましたが、今年はそれを上回る「史上最速の上がり1000メートル」が記録されたダービーでした。

今はダービーの結果を報じる明日の紙面が完成したところ。隣の席ではダービーを▲◎○の印で的中させたK村デスクが満面に笑みを浮かべ、できあがった紙面を読んでいます。さあ、来週日曜は東京5週連続G1のラスト、安田記念。「ダービーからダービーへ」。来年のダービーを目指す2歳戦もスタートします。また新たな気持ちで…。【競馬デスク@大阪中之島】