仙台育英(宮城3位)が明桜(秋田2位)を投打に圧倒し、東陵(同1位)、東北(同2位)と、宮城県勢3校がそろってベスト4に進出した。

 準決勝に同県3校が駒を進めるのは72年の秋田県勢(秋田、秋田市立=現秋田中央、本荘)以来44年ぶりで、大会史上4度目。各県3校が出場する現行システムになった07年以降では初めて。

 仙台育英の試合前に、東陵と東北が勝ち上がっていた。2安打1打点と活躍した2番瀬戸泰地主将(3年)は「負けるわけにはいかなかった」と、プレッシャーを力に変えた。

 佐々木順一朗監督(56)は「ものすごく宮城のレベルが高いんじゃないかと、思われることがうれしい」と3校の快進撃を歓迎し「夏の宮城大会が盛り上がるのかな」とも話した。