全国高校野球選手権大会が100回大会を迎える2018年夏までの長期連載「野球の国から 高校野球編」。名物監督の信念やそれを形づくる原点に迫る「監督シリーズ」第12弾は、星稜(石川)を率い、現在は同校の名誉監督を務める山下智茂さん(73)です。箕島(和歌山)との対戦など、数々の名勝負を残した山下さんの物語を全5回でお送りします。


連載トップへ


山下智茂監督(左端)と松井秀喜ら星稜ナイン
山下智茂監督(左端)と松井秀喜ら星稜ナイン

◆山下智茂(やました・ともしげ)1945年(昭20)2月25日、石川県門前町(現輪島市)生まれ。門前から駒大を経て、67年に星稜監督に就任。72年夏に同校を初の甲子園に導き、95年夏はエース山本省吾(元ソフトバンク)を擁して準優勝。05年に退任し、同校の名誉監督に就任した。甲子園通算22勝25敗。教え子に元中日小松辰雄、巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜らがいる。