<高校野球広島大会:盈進9-4尾道>◇27日◇決勝◇広島県立びんご運動公園野球場
尾道の先発左腕・坂本典優(てんう)投手(3年)は「1週間500球」の球数制限いっぱいまで腕を振った。
試合前で今大会4度の完封など好投を続けていた左腕は制限まで79球を残し、決勝戦の先発マウンドへ。初回に安打と死球などで1死二、三塁とし、二ゴロで先制を許した。次打者には遊撃適時内野安打を放たれ、2失点。3回にも適時打を浴びるなどして4回3失点で制限まで、12球を残して右翼に守備位置変更。3-5とされた8回1死一、三塁で再び登板したが、適時打2本を浴びた。球数制限に達し、再び右翼に戻った。「(球数は)気にせず、目の前の打者に向かっていった。先制されると相手に流れがいく。実力不足」と悔いた。
創部65年で初の甲子園出場を逃したが、「(大会通じて)思っていたよりも良かった。あとは後輩たちに託して、大学でもっと上を目指したい」。魂の投球で試合後には笑顔も見せた。

