最下位オリックスは打線沈黙で今季11度目の完封負けを喫した。4回以降は毎回安打も本塁が遠かった。5回1死一、二塁でヘルマンが遊撃併殺打など、3併殺の拙攻だった。「美馬も良かったけどね…」と福良淳一監督代行(55)は歯ぎしり。痛すぎる連敗で、しっぽをつかみかけていた5位楽天とは再び3ゲーム差に開いた。

 7回の守備では右翼手T-岡田の珍プレーが、不測の事態を招いた。後藤の右前打を後逸する失策。これに一塁走者ペーニャは三塁ベースを回ったところで転倒し、本塁は微妙なタイミングに。クロスプレーで巨漢の突入を受けた捕手伊藤は倒れ込んで動けず、担架で退場した。

 試合後、意識ははっきりしているが、歩く姿はフラフラと痛々しい。「(痛めたのは)首と腰。横を向けない」。明日4日ロッテ戦は「いけるように治す努力をしたい」としたが、今日3日に病院で検査を受ける予定。その結果によっては、先発予定の金子の女房役を欠く可能性が出てきた。

 これで「夏の陣」は神戸での1試合を残し、3年連続の負け越しが決まった。球団が力を入れる7年目の恒例イベントで、満員の地元ファンからは深いため息。大逆転での3位浮上に向け、シーズン残り50試合を切り、ギアチェンジを強いられてきた。【大池和幸】