ソフトバンクがサヨナラ負けで8月8日以来、今季6度目の連敗を喫した。球団通算5000勝はまたもお預けとなったが、7番長谷川勇也外野手(30)の復調アピールが収穫。右足首手術を乗り越えた13年の首位打者は、5回に中前打、7回に左前打を放ち、9回には一時同点とする3号ソロ。今季初の3安打固め打ちだ。

 「強いスイングをしようと思った。本塁打は完璧でした。最初の打席からいい方向に強い打球が打てたことが、その後のヒットにつながった」

 7番指名打者で、19日ロッテ戦以来3日ぶりのスタメンだった。「足の状態を見ながら、うまくCSに持っていくための調整をしてほしい」と期待していた藤井打撃コーチは「松田も調子がいいし、その後に長谷川がいると打線に厚みが増す」と収穫を口にした。

 開幕前には2番に昨季最多安打の中村晃を置くのが工藤監督の構想だった。長谷川の不在もあり、シーズン中は主に7番で起用された。長谷川が復帰して7番に収まれば、2番中村晃から中軸につながる理想的な打線が構築できる。CS、日本シリーズと続く短期決戦でも、7番長谷川が鍵を握る存在になりそうだ。工藤監督も「いいコンディションでCSに臨めたら」と青写真を描いた。【福岡吉央】