鉄腕の秘密教えます!? 中日からFA宣言し、阪神への移籍が決まった高橋聡文投手(32)が1日、兵庫・西宮市内のホテルで入団会見に臨み、「すごく必要とされているのを感じる。優勝するために1つでも多く貢献したい」と力強かった。3年契約で総額1億5000万円(推定)。背番号は「41」に決まった。

 金本監督が獲得を熱望したリリーフ左腕は、名球会ストッパーを知る男でもある。ナゴヤドームのブルペンでは通算402セーブを誇る岩瀬を間近で見てきた。ここ数年は岩瀬が通い詰める鳥取のジム「ワールドウィング」にも訪れ、オフをともに過ごしている。

 会見では「14年間、ドラゴンズでいろいろ学んだことがありますし、特にブルペンのこと。アドバイスできることがあればしたい」と発言した。岩瀬はわずか5球程度で肩を作る。そして、誰よりも体のケアに時間をかける。今季は左肘故障で登板ゼロだったが、竜の守護神には長寿の秘密が詰まっている。「門下生」である高橋の生情報は、阪神ブルペンにとっても、プラスになること間違いなしだ。

 移籍の決め手は、FA交渉中に電話を受けた金本監督の「一緒に頑張ろう」というラブコールだった。タテジマに初めて袖を通した左腕は「阪神が優勝するために自分が持っているものをすべて出して、貢献できるように頑張りたい」と会見を締めた。指揮官の期待に応えるため、優勝のため、グラウンド内外で力になる。【桝井聡】

 ◆高橋聡文(たかはし・あきふみ)1983年(昭58)5月29日、福井県生まれ。富山・高岡第一では2年春にセンバツに出場。01年ドラフト8巡目で中日入団。10年は自己最多63試合に登板し優勝に貢献。13年7月9日阪神戦(沖縄セルラー那覇)の7回に、プロ野球16人目の1イニング4奪三振(振り逃げ1)を達成。14年5月に国内FA権を初取得。176センチ、85キロ。左投げ左打ち。