【ピオリア(米アリゾナ州)14日(日本時間15日)=本間翼、木下大輔】日本ハム大谷翔平投手(21)が日本人メジャーリーガーのパイオニアから背中を押してもらった。パドレスのアドバイザーに就任した野茂英雄氏(47)が日本ハムキャンプを視察に訪れた。ネット裏から見守る同氏の前で紅白戦に「3番DH」で出場。斎藤から右前打を放つなど3打数3安打。あらためて能力の高さを見せつけた。
報道陣に対応した野茂氏は大谷について、初めて思いを語った。メジャー全30球団が注目している現状を「当然」とし、将来的なメジャーでの「二刀流」挑戦を「今までやったことのないことをやっている。誰にもまねできないくらいの選手になってほしい。(将来はメジャーでも)二刀流をやっているところを見てみたいですね」と期待した。
大谷は野茂氏の言葉を伝え聞くと「自分はそれ(二刀流)しかやってきていないので、他の形を知らない。頑張りたい」と気持ちを高めた。94年生まれの大谷は、翌95年に海を渡った野茂氏の活躍をすべて記憶しているわけではない。だが残した功績は理解し、憧れている。「歴史に残る選手。野茂さんがいなかったら…という部分はある」。食事をともにしたこともある大先輩からのメッセージは、胸に響いた。



