歌うは六甲おろしとハッピーバースデーだ! 阪神藤浪晋太郎投手が22歳の誕生日となる今日12日、DeNA戦で今季の甲子園初先発を果たす。火曜日の登板を任され4年目で初の開幕2連勝中と勢いに乗るが、チームは2連敗中。3日に48歳の誕生日を勝利で祝った金本監督に続けとばかり、大人の藤浪が自然体で負の流れを断ち切る。
藤浪は苦笑いしながら、めでたい話題をサラリとかわした。
「打者はバースデーアーチとか、結構いいイメージがありますけどね。投手はバースデー勝利とか、そこまでイメージはない。あまり気にしないでいきます」
今日12日は22歳の誕生日。昨年に続き、バースデー甲子園登板が巡ってきた。1年前の広島戦は7回3失点。勝敗こそつかなかったものの、6連敗していたチームの勝利に貢献した。今年も女神にプレゼントをおねだりしたいところだが、必要以上に気負わないところが頼もしい。
「(チームが)連敗中ということはあまり気にせず、やれることは限られているので、自分ができることを最大限に頑張りたい」
本拠地に迎えるDeNA打線は2連勝中。一方の阪神は2連敗中だ。連敗ストップを託されるマウンドにも自然体で臨む。
「勝ちもそうですけど、一番大事なことは長いイニングを投げること。目的を達成できるようにしたい。(完投が)理想ですけど、簡単ではない。もちろんマウンドに上がったら、1人で投げきることを目指しますけどね」
バースデーよりスーパーチューズデー。火曜日で6連戦の初戦を任されている。最もチームに有益な働きとは何か? ブレない。今まで通り、マウンドに立ち続けること、そして勝利を追求する。とはいえ、周囲が快投を期待してしまうのは仕方がない。開幕から2戦連続で8回以上を投げて連勝している。しかも昨季はDeNA4戦4勝、防御率1・45。「すごく抑えている印象もないし、打たれている印象もない。打線は変わっているし、1人1人しっかり投げたい」。本人は至って冷静だが、圧倒してきた相手に違いない。
聖地甲子園との好相性は説明するまでもない。プロ通算36試合登板で19勝4敗、防御率2・37。4年目の甲子園初登板に向けて「イメージのいい球場ではある。投げやすい。しっかりマウンドに合わせていきたい」と力を込めた。
惑わず威風堂々と。藤浪×甲子園×バースデー。計算の答えが楽しみだ。【佐井陽介】
◆15年4月12日=4○3広島(甲子園)藤浪は21歳の誕生日に先発。7回9安打3失点で勝敗つかず。2回に自ら先制犠飛を放つなど2点を先取。5回に2本の適時打で追いつかれ、6回に西岡の悪送球も絡み勝ち越された。毎回走者を背負う苦しい投球。チームは8回鳥谷の逆転2ランで勝利。連敗は6で止まり、最下位からも脱出した。藤浪は「もうちょっとしっかりしたい。ピシッと抑える投球がしたいんです」と反省ばかりを並べた。



