8回に決勝2ランを放った原口についての阪神金本知憲監督のコメント。

 「そこでゴメスという選択肢もあった。今年の原口を見ていて、3打席ダメでも、4打席目でポーンと結果を出したりする。そこに期待した。ビックリするよね。最高の結果になった」。

 その他の一問一答は以下の通り。

 ─交流戦は7勝11敗の借金4で終了

 金本監督 パ・リーグは強かったけど、正直、バントができないとか、エンドランができないとか、ミスで負けた試合が多かった。僕の采配ミスを含めて。

 ─リーグ戦への思いを

 金本監督 まだまだ、力を出せていない。ある程度、自分の能力を出しているのは福留くらいかな。投手はメッセもよくなってきた。それ以外は自分の持つ力の半分も出していない。自分の実力を出せるよう、経験のない選手を含めて、もっとできるはず。

 ─福留は打撃が充実

 金本監督 一時、落ちてきたけどね。やっぱりまた上がり調子なので、孝介にとっては試合があった方がいい感じはしますけど。

 (自ら話を進めて)

 金本監督 (同一リーグ戦再開後は主力の)あの4人。3人プラス剛。この4人がダメなときは「ベテラン何してるんだ」と逆に若手の意地を見せてくれるくらいの気持ちを持って、やってほしいですね。

 ─交流戦を振り返って課題と収穫

 金本監督 バントがうまいヤツがミスしたり、エンドランできるヤツができないとか、当たり前のことをできなくて苦しんだ。普通にできるはず。今年できたのは北條の1回だけというように打撃コーチが(選手に)「喝」してもいい。去年の秋から意識づけしていることが、1回しかできていない。ヒットエンドランを何回、何十回出して、何回成功か。僕が言いたいのは、みんな、できるはず。普通にやれば、絶対に勝ちは見えると思う。