日本ハム大谷翔平投手(22)の「リアル二刀流」が一時封印されることが7日、分かった。次回先発予定の10日ロッテ戦(札幌ドーム)で7登板ぶりに、投手に専念することが濃厚。今回は負担過多の蓄積疲労などを考慮し見合わせる方針で、再開のタイミングは今後、慎重に見極めていくことになる。

 フル稼働してきた大谷が、夏休みで一息入れる。投打で同時に出場する「リアル二刀流」が一時的に凍結される見込みだ。球宴前ラスト登板の次回10日ロッテ戦は、投手のみで出場する見通しであることが判明。2、3位争いの直接対決だが、DH制を解除して打線に組み入れることは見合わせる方向だ。「疲れが少し見える」。栗山監督はコンディショニング面を不安視しており、投手専念の決断に傾いたようだ。

 実践してから1カ月以上、継続してきた破壊力抜群のスーパー・プランだった。5月29日楽天戦で、今季初めてDH制を放棄。「6番・投手」でスタメンに名前を連ねた。DH制を解除して4試合、DH制がない交流戦で2試合。計6登板連続で打線に加わり、チームを活性化させてきた。前回登板3日ソフトバンク戦はサプライズな打順1番を任され、決勝弾の初球先頭打者本塁打。投手では無傷の6勝で防御率0・39。野手では打率4割1分2厘(17打数7安打)で1本塁打、4打点と機能していた。

 現在は今季最長の11連勝中で、その勢いを呼んだ1つの秘策だった。戦力ダウンになるが、体調面の整備を優先。疲労が蓄積し、過酷な夏本番を前に負担軽減の必要があると判断したようだ。16日の第2戦(横浜スタジアム)で、先発が有力な球宴でも「リアル二刀流」は回避。ファンサービスになるだけに協力姿勢はあるが、全パ・リーグを率いるソフトバンク工藤監督らへ投手専念を申し入れる方針だ。再開時期は現状は未定だが今後、肉体面などの条件がクリアできれば実現。再び「リアル二刀流」が奥の手として、よみがえることになりそうだ。