広島の足のスペシャリスト赤松真人外野手(33)が今季10盗塁目をマークした。

 神ってる攻撃をみせた7回に会沢の代走で出場。初球を完璧に盗んで二盗を決めた。

 ただ状況は1死一、三塁で、さらに阪神藤浪のクイックタイムは、手元の時計でこのイニングでもっとも遅かった。赤松自身も「阪神がどういう考えだったかは分かりませんが、無警戒だった。もしかすると重盗警戒で二塁に投げないとか、ピッチャーカットとかのサインが出ていたのかもしれない」と冷静だった。

 だが7回の攻撃は、1回から広島の攻撃陣がじわりとかけてきた足のプレッシャーが効果を発揮したとも言える。「本当に何が起きるか分からない」と赤松。自身2年ぶりとなる2桁10盗塁については「毎年目標にしている数字。出来た、というのはよかった」と振り返った。