日本ハムは26日、新球場候補地を北海道・北広島市に決定した。東京で開催された日本ハム本社の臨時取締役会で決議され、午後には名乗りを上げていた北広島市と札幌市に伝えた。北広島市役所では午後5時10分に館内放送で決定が伝えられると、職員から大きな拍手が起きた。

 北広島市が誘致を表明したのは16年6月。球団が構想を発表した翌月に手を挙げた。建設が計画される「きたひろしま総合運動公園」(予定地)は約36・7ヘクタールと広大で、土地の無料貸し付けや、新球場の10年間にわたる固定資産税の免除などの行政支援も打ち出してきた。上野市長は「これからスタート。引き続き、真摯(しんし)に取り組んでいく」と、話した。

 今後は、この日設立された「株式会社北海道ボールパーク」が中心となり、取り組みを推進させる。球団の前沢賢取締役事業統轄本部長も「身を引き締めて進めていかないといけない」と話し、23年開業を目指して本格的に動きだす。