東洋大・岡崎心外野手(1年=帝京)が、決勝の適時打を放った。同点の9回1死二塁、プロ注目の駒大・白銀の変化球を中前にはじき返した。

 開幕カードの中大戦からベンチ入り。初打席初安打を放ち、中大戦は3試合連続で出場した。4月中旬の練習中にせきが止まらず、救急車で病院に搬送。国学院大戦はベンチから外れたが、復帰初戦で殊勲打を放った。「チャンスで回ってきたので、決めてやろうと思った。食らいついていった」と汗をぬぐった。高校時代は1年夏から4番で出場。杉本泰彦監督(58)は「名門帝京で1年生から4番ですからね。打席の中で落ち着き、ふてぶてしさがあって、やってくれそうな雰囲気があります。1年生ながらたくましいです」と絶賛した。