西武山田遥楓(はるか)内野手(21)がプロ初安打となる初本塁打を放った。

「8番三塁」でプロ初スタメン。4-1で迎えた4回2死二塁で、日本ハム堀の外寄り138キロを引っ張り、左中間席へ放り込んだ。

西武ベンチも大興奮。ダイヤモンドを1周して戻ってきた山田に、選手全員、抱きつかんばかりの歓迎で祝福した。山田は「今日は初スタメンで自分らしく、がむしゃらにいこうと試合に臨みました。打席ではボールがよく見えていました。本当にうれしいです。夢を見ているようです」と喜んだ。

お立ち台にも上がった。「夢みたいなベースラン1周でした。ホームランボールは、今までずっと見てきてくれた両親に贈りたいと思います。本当に先輩方が圧倒的ですごい打力なので、この中で野球をするのが不思議でしょうがないですが、少しでも戦力になれて良かったです」と話した。

辻監督は「中村がずっと(三塁で)出続けていたので、DHで使おうと。遥楓も使いたかった。良かったです。余裕がある時に経験させたかった。今日も、そういう形で。層が厚い方じゃない。そういう風にしていかないと。自信にしてくれたら」と目を細めていた。