強肩、強打、俊足の切り込み隊長になる!オリックス育成7位の仙台大(仙台6大学)佐藤優悟外野手(22=柴田)が24日、宮城・柴田町の同大で指名あいさつを受けた。

1年目の支配下登録を狙い「足と肩は自信があるのでバッティングをもっと磨かなくてはいけない。将来的には長打も打てて何でも出来る1番打者になれたら良いと思う」と目標を掲げた。

指名後は約200件の祝福や激励LINEが届き、「まだまだ、これから」と全員に返信した。野手では同大初のプロ入り。「みんなが喜んでくれたことはうれしいが、浮かれてはいない。まだスタートラインにも立っていない。入ってしまえば1位も育成も関係ない」と自分磨きに拍車をかける。侍ジャパンでも活躍する吉田正尚外野手(26)にも弟子入りを志願。「飛ばす力は日本一。高いレベルの投手に対応する時の意識を聞きたい」と願った。

今春は打率3割4分2厘で11打点1本塁打6盗塁。ベストナインに輝いた。社会人への進路が決まらなかった今夏、練習訪問した上村和裕スカウト(36)に素材の高さを評価されての指名。同スカウトも「首が太いので体は強い。練習量で支配下に上がるモデルケースになってほしい。このタイプが2番にいたら相手は嫌。いろいろな可能性のある選手」と期待する。

明日26日には明治神宮大会出場権を懸けた東北地区代表決定戦(仙台市民)に臨む。佐藤は「神宮に行くラストチャンス。終わりよければすべて良しになるようにしたい」。サインボールなどを贈られた西村徳文監督(59)に、早くもアピールを開始する。【鎌田直秀】