阪神ドラフト1位の西純矢投手がプロ初先発で5回途中を1安打1失点と好投した。

「4回までは自分のピッチングができた」と振り返る通り、強気の内角攻めとキレのあるスライダーで3回まで完全投球。4回2死で宇草に二塁打を打たれたが、続く4番林を内角直球で見逃し三振に仕留めた。「追い込む前に打たせて取ることができたので、そこは良かったかなと思います」。

5回は四死球で走者を背負い、セットポジションになったことで制球を乱した。「イニング間のキャッチボールをセットで投げていればよかったなと後悔した」。球数の関係で予定の5イニングを投げ切れなかったが、収穫のある先発登板だった。平田2軍監督は「大したもん。頼もしく映った」と高評価。この日の球数は85球。次回は100球をメドに、12日の大阪ガスとのプロアマ交流戦(鳴尾浜)に先発する予定。西純は「強気で攻める投球ができたら」と意気込んだ。