巨人に2戦連発を浴びせた。阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が18号ソロを放った。6回2死、巨人2番手右腕の畠の初球152キロ外角低めに逆らわずバットを出し、左翼ポール際へ、今季4度目の2試合連続のアーチをかけた。この打席、緩やかに右翼から左翼へ浜風は吹いていたが、パワーで運んだ。「点を取られた直後だったので、本塁打という形でまず1点かえすことができてよかったです」とベンチ前でこの日もZポーズを決めた。甲子園ビジョンで表示された18号のデータは打球速度155キロ、打球角度31度、飛距離108メートルだった。

阪神の新人で18本塁打は、80年岡田彰布(早大)に並ぶ歴代2位タイ。1位の69年田淵幸一(法大)の22本にあと4本となった。

またプロ野球新人左打者では、2位の98年高橋由伸(巨人)の19本に1本差、1位の46年大下弘(セネタース)の20本に2本差。記録更新へ着実に近づいている。新人全体の最多は59年桑田武(大洋)86年清原和博(西武)の31本。

2日連続でエンゼルス大谷ともシンクロした。この日も大谷が22号を放っており、今季7度目の“同日”本塁打となった。