主砲の吉田正らのコロナ離脱に苦しむオリックスが最下位日本ハムに敗れ、今季ワーストタイとなる借金6に逆戻りした。

10日に連敗を7で止めたチームは勢いに乗りたかったが、助っ人右腕のワゲスパックが日本ハムBIGBOSSの積極采配に苦しんだ。

5回9安打5失点で今季2敗目。なかでも5盗塁を決められ、スモールベースボールに苦しんだ。中嶋監督は「だいぶ(クイック投球に)取り組んできていたんですけど、今日の場合は(クイックを)扱えない分、そこを度外視して投げているように見えた」と腕を組んだ。指揮官は「日本の野球は、まとめて全部やっていかないと。向こうも(スキを)突いてきますので」と早期の修正を求めた。

打線はこの日も2得点と苦しんだ。これで30試合連続4得点以下で、起爆剤が欲しいところ。コロナ離脱していた昨季本塁打王のラオウこと杉本裕太郎、リードオフマンの福田周平は、すでに2軍戦で復帰しており、再昇格間近。チームは12日の移動日を挟み、13日ロッテ戦(京セラドーム大阪)に臨む。相手先発は4月10日に敵地で球団史上初の完全試合を食らった佐々木朗の見込み。本拠地の京セラドーム大阪で無数の拍手を浴びてみせる。

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