巨人で2年、DeNAで6年プレーし“チャモ”の愛称で親しまれたホセ・ロペス内野手(38)が、現役引退を表明した。24日(日本時間25日)、母国ベネズエラのメディアが伝えた。

ロペスは現地の記者を通じ「現役を退くときがきた。人生の中で最も難しい決断の1つだったが、神は正しい道を示してくれていると信じている。家族、ファン、全ての人々に感謝したい」などとコメントした。

ロペスは00年にマリナーズと契約し、04年にデビュー。06年には打率2割8分2厘、10本塁打、79打点を記録しオールスターに初選出された。09年にはWBCにベネズエラ代表で出場。その後ロッキーズ、マーリンズ、インディアンス、ホワイトソックスを経て、13年に巨人と契約。3月29日の広島との開幕戦では初打席初本塁を記録し、規定打席にも到達した。

15年からはDeNAでプレーし、1年目に25本塁打を放ってオールスターに選出。17年には最多安打と打点王に輝きベストナインに選ばれた。堅実な守備でも知られ、19年には一塁手として1632守備機会連続無失策のNPB記録を樹立。ゴールデングラブ賞には5度選出されている。20年には日米通算2000安打に到達し、助っ人として史上初の日米各1000安打も達成した。同年シーズン終了後に退団し、母国ベネズエラで現役を続けていた。

メジャー通算成績は1036試合で打率2割6分2厘、1005安打、92本塁打、480打点。NPBは993試合で打率2割7分4厘、1001安打、198本塁打、588打点。