中日は28日、米大リーグのレッズで今季10本塁打、通算41本塁打のアリスティデス・アキーノ外野手(28)と契約したことを発表した。同外野手はドミニカ共和国出身で、年俸120万ドル(約1億6800万円)プラス出来高30万ドル(約4200万円)の1年契約(金額は推定)。

アキーノは18年にメジャーデビューし、19年には右翼と一塁を守って19本塁打を放った。同年8月は打率3割2分、14本塁打、33打点と爆発し、月間MVPを獲得している。同年はカブスに在籍していたダルビッシュ有から2本塁打を放った。今季は80試合に出場し。打率1割9分7厘、10本塁打、30打点、2盗塁。現在はドミニカ共和国でウインター・リーグに出場している。

メジャー通算では244試合で打率2割1分1厘、41本塁打、108打点。195センチ、108キロ、右投げ右打ちのパワーヒッターで、今季は外野の全ポジションを守っている。

アキーノは球団を通じて「中日ドラゴンズと23年シーズンの契約ができたこと、とてもうれしく思います。日本の野球に適応し、持ち前のパワーをグラウンドで発揮しドラゴンズの勝利に貢献したいです」とコメントを発表した。

中日は22日に、20年まで3年在籍したソイロ・アルモンテ外野手(33)とオルランド・カリステ内野手(30)の獲得を発表済み。来季は在籍中のビシエドに、大砲アキーノを含めた外国人野手4人を支配下選手、育成契約のギエルモ・ガルシア外野手(22)、ペドロ・レビーラ内野手(23)も控えさせて、課題の得点力不足解消を図る。

◆アリスティデス・アキーノ 1994年4月22日生まれ、ドミニカ共和国出身。16歳でレッズと契約を結び、18年にメジャーデビュー。19年には1試合3本塁打を放つなど19本塁打を記録。21、22年も10本塁打をマーク。今季は右翼を中心に外野の全ポジションを守った。195センチ、108キロ。右投げ右打ち。

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