巨人原監督がマウンドで猛ゲキを飛ばした。阪神とのオープン戦で2番手で登板した堀岡隼人投手が、3四球と2安打で3失点した直後だった。ベンチから立ち上がると、球審からボールを受け取り投手交代を告げた。指揮官がマウンドに行くのはペナントレースでも珍しく、オープン戦となれば異例中の異例だ。

「何て言っていいか、言葉が出ないね。まだできる人だと思っているんだけどね。それ以上の言葉は僕に今、何て言うかな…。まだ若いわけだからね。せっかく積み上げてきているわけだからね。もう1つ、2つ、積み上げてほしいなと兄貴心であり、親心であり」

9日に支配下登録させた堀岡は、キャンプ後のオープン戦初登板で2安打3四球4失点で1つのアウトも取れずに降板。150キロ超の直球を軸に迫力ある投球は鳴りを潜めた。指揮官の叱咤(しった)を、どう受け止めるか。

【関連記事】巨人ニュース一覧>>