今季から先発に転向した楽天内星龍投手(21)が3日、2度目のブルペンで精力的に投げ込んだ。

沖縄・金武キャンプ第1クール3日目。カーブやフォークを交えて50球を投じ「気温も暖かいので、オフシーズンよりは早く肩もつくれますし、体も思った以上に動くので、そこでケガしないように飛ばしすぎないように注意してやってます」と話した。

ブルペンで投球を見守った今江監督は「彼の一番のいいところはテンポよく、どんどん投げ込んでいけるところ。無限の力を持ってると思うんで、大いに期待しています」とエールを送った。

今季の内は「省エネ」にこだわる。体力を消耗しないために「できるだけ投げないようにボールを投げる」をテーマに掲げる。砲丸投げを例に出し「砲丸投げはボールがツルツルですし、投げると飛ばないんですよ。全身をうまく利用して離していかないといけないので、そのイメージです」と説明する。

その一環としてウオーミングアップでは「FLECHA(フレーチャー)」という道具を使って、やり投げのような動作を繰り返す。もともとは尊敬するドジャース山本の影響で取り入れたが「今は自分自身、必要やなって思ってるんでやってます」と力を込めた。

昨季は53試合に登板し、プロ初勝利を含む4勝2敗、7ホールド、防御率2・28とリリーフで活躍した。先発に転向した今季は「もちろん、ローテーションに入りたいなというのはあります」と意気込んだ。

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