25年3月に兵庫・尼崎市で開場予定の阪神2軍施設「ゼロカーボンベースボールパーク」の建築工事作業員激励式および、メディア向けの内覧会が1日、実施された。

阪神OBの藤川球児球団本部付スペシャルアシスタント(43、SA)、糸井嘉男スペシャルアドバイザー(42、SA)、岩田稔コミュニティアンバサダー(40、CA=日刊スポーツ評論家)の3人が現地を訪れ、建築関係者約200人にエールを送った。

建設中の施設内を視察した藤川SAは「1軍の選手がうらやむような施設になるかもしれない。いかにここを上手に使うかが一番のポイント」と力説した。糸井SAは甲子園室内の約1・5倍ある室内練習場内にボールが自動回収される打撃練習レーンや、リカバリー用のプールも新設されることに「至れり尽くせりですね。12球団NO・1でしょ」。岩田CAは「(雨などの)環境に左右されない、レベルアップできる場所になる」と期待した。

また、球場に隣接する新選手寮の名称が「虎風荘」に決定した。初代の甲子園七番町、2代目の鳴尾浜に次いで3代目となる。岩田CAは「虎風荘は僕たちからしたら登竜門。ずっと受け継がれるのは伝統のあるタイガースならではだと思う」とうなずいた。新たな「虎の穴」の完成が待ち切れない。【古財稜明】

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