DeNA三浦大輔監督(50)が、舞台裏や思いを語る「月刊ハマの番長~シーズン4~」。第3回は復帰初戦となった6日ヤクルト戦(横浜)で筒香嘉智外野手(32)が放った衝撃的な劇的3ランの興奮を回想。3連敗となった15日巨人戦(福井)後にはロッカールームで緊急ミーティングを開き、短い言葉でチームを鼓舞した。以降9戦5勝で迎える交流戦。もちろん、2連覇を狙う。【取材・構成=小早川宗一郎】

ハマスタ全体を包み込むようなファンの声援とそれに応えた筒香。6日ヤクルト戦の8回2死一、二塁、5年ぶりに帰還した背番号25の劇的な逆転3ランを見届けた三浦監督の胸は、熱くなっていた。

「筒香本人の感覚も大丈夫だというところで1軍に呼びましたけど、いきなり最高の仕事をしてくれました。ベンチ、ファンの期待がある中、あそこで打てる。『さすが筒香だな、帰ってきたな』と思いながら見ていました。ベンチで『行けー!』と叫びながら興奮しました。泣きはしてないと思いますけどね(笑い)。人前で泣くのは好きじゃないので。ただ、ゲームセットまでは気を抜いてはいけないとは思っていました」

11日阪神戦では再び筒香が最大7点差をひっくり返す決勝ソロ。ここぞの場面で勝負強い1発が際立つ。

「腹のくくり方がすごいんじゃないですかね。割り切りもそうですし、『ここに来たら絶対逃さないぞ』とか。あとはハマスタの雰囲気が背中を押してくれていると思います。復帰戦の時なんかは、ファンの声援で包み込まれてドーム球場のような感覚になりました。声が360度、上から降り注いでくるというか。大きな武器、戦力ですね。筒香もそれを背中に感じながら打席に立っていたと思います。それが横浜スタジアムです。最高の雰囲気をつくってくれている最高のファンです」

ただ、12日阪神戦から14日、15日の巨人との北陸2連戦まで3連敗して一時最下位に転落。三浦監督は15日の試合後、ロッカールームに選手たちを集めた。

「みんなの前ではたまに話をするぐらいですけど、そのときは選手みんなに集まってくれと呼びかけました。大したことは言ってないですけど、長くなるよりはひと言だけ、と思って『終わったことは過去だから。過去はもう変えられないから、未来をいいものにしていこう。そのためにまたしっかり準備してやっていこう。明日1日、移動休みだからしっかりリフレッシュして、スッキリと気持ちを切り替えて金曜日、横浜スタジアムに来てくれ』と。そういう話をしました。試合に出ている選手も控えの選手たちも毎試合毎試合、しっかり準備して一生懸命戦ってくれていると思います」

交流戦前最後のカードとなった24日からの広島3連戦(横浜)では今季初の同一カード3連敗を喫したが、ミーティング後は9戦5勝。借金3の5位で28日から交流戦に突入する。昨年は得失点率で上回り、交流戦初優勝を収めた。

「ここまでセ・リーグは接戦で、1位から6位までゲーム差が離れてないので、交流戦は順位が大きく動く1つのポイントになってくる。2連覇がかかっているのはDeNAしかないわけですし、意識してやればいいと思います。目標に掲げた上で、そのためにどうするかを逆算していくことが大事。DH候補はいっぱいいますから、取り合いになるかもしれないですけど(笑い)。疲労、コンディショニングを考えながらDHを9試合、うまく使えるように考えてやっていきます」

交流戦連覇を足掛かりに、大混セを抜け出していく。

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