日本ハム畔柳亨丞投手(22)が9日、多くの収穫を得て初参加のエスコンフィールドでの秋季キャンプを打ち上げた。キャンプ期間中に新庄監督から送られてきた“指令”通りに新球シュートの習得に励むと同時に、フォークの改良にも取り組んだ。今季最終盤に1軍昇格してCSも経験した来季のブレーク候補が、飛躍の土台を北海道で築いた。
◇ ◇ ◇
畔柳は充実した表情で言った。初参加のエスコン秋季キャンプを終えて「フォークとシュートをしっかり習得するところや体の使い方もいろいろ見直せた」と収穫を口にした。
シュートは来季へ向けた新球種だ。「現役時代にシュートを投げていた久さんに聞きました」と武田投手コーチに師事した。理由は右打者へ被打率の高さ。カットボールが得意で内角を攻められる左打者は1割2分5厘と抑えたが、右打者は3割8厘。シーズン中から武田コーチには右打者対策として「やっぱりシュートが欲しいよね」という話もされていて、キャッチボール中に試投していた。
さらにキャンプ第1クール中には「夜、僕が寮にいるときに、いきなりでした」と来季へ向けて“ファイナルアップデート”中の新庄監督から「シュートを練習してほしい。カットボールが生きてくるから」とインスタグラムでDMが届いた。指揮官から遠隔で背中を押され、武田コーチからは「曲げようとするな」と学んで、カットボールの変化と対になるシュートに手応えが出てきた。
フォークは金子投手コーディネーターに師事した。これまでも投げていたが、改良点として「もう1個、落ち幅が欲しい」という課題解消へ助言を求めた。握りは変わらないが、落ち幅をリリース時の意識などを「自分たちにわかりやすいように説明してくださる」と伝授されたように投げると「ちゃんと落ちた」と、こちらも手応えを得た。
今季は6月に右肘を痛めた時期もあったが、9月13日に昇格。「きっかけをもらって、ある程度の結果は出せたと思う」と1軍のブルペンをCSまで支えた。オフは新球シュートと改良フォークも磨き、26年シーズンの大ブレークへつなげる。【木下大輔】



