中日は「盛り塩」設置以降、勝ち星が先行している。ベンチ前に「盛り塩」設置後は9勝4敗、「勝利を結ぶ!塩むすび」発売以降は4勝1敗と投打がかみ合っている。

9日の巨人戦で2連勝し、今季初の単独最下位を脱出。開幕直後は21試合で4勝17敗、借金13と低迷し、最大6連敗を喫したチームが、ここにきて巻き返している。

転機となったのは、4月24日のヤクルト戦(バンテリンドーム)から導入された「盛り塩」だ。松中信彦打撃統括コーチ(52)の発案で、ベンチ前に3カ所の盛り塩を設置。ビジター戦を除く本拠地開催試合で継続されている。すると、首位ヤクルトに3連勝。続くDeNA戦でも白星を挙げ、今季最多の4連勝をマークした。5月はここまで5勝2敗(1試合雨天中止)と好調を維持している。

さらに“塩旋風”は球場グルメにも波及した。ナゴヤドームの飲食物販部は、4日の阪神戦から期間限定メニュー「勝利を結ぶ!塩むすび」を販売。これが開場15分で完売する人気ぶりとなり、好評を受けて販売期間も延長された。

盛り塩は古くから厄除けや浄化の風習として知られ、邪気を払い、良い運気を呼び込むとされる。プロ野球でも連敗脱出を願う験担ぎとして用いられることがあるが、早くも効果を結果で示し始めている。

投打がかみ合わなかった低迷ムードを吹き飛ばした“塩パワー”。中日の巻き返しは、まだ続きそうだ。