ノアのGHCヘビー級王者中嶋勝彦(28)が8日、12日の横浜大会(横浜文化体育館)での4度目の防衛戦を前に、埼玉・草加市の極真空手草加道場で蹴り技の特訓を行った。

 中嶋は、挑戦者の潮崎豪が中嶋が得意とする蹴りの対策を行っていることを知り「自分は耐えることができない蹴りを相手に打ち込みたい」と、極真空手の門をたたいた。

 小学3年から中学3年まで空手の町道場に通っていたという中嶋。練習始めは、久々の道着に身を包み緊張気味だったが、徐々に厳しい顔つきに変わっていった。当道場の神尾伸幸師範にアドバイスを受けながら、前蹴りや胴回し蹴りなど多彩なキックを練習した。「蹴りも師範代の方々に見ていただいて、ヒントはつかめた。胴回し蹴りは、空手をやっていたころから気になっていた技。前蹴りと胴回し蹴りは使えると思います」と、特訓の成果に満足そうだった。