ボクシングの女子ダブル世界戦の前日計量が7日に都内で行われた。4選手とも1回でクリアした。

 WBOライトフライ級王座決定戦はチャオズ箕輪(30=ワタナベ)に天海ツナミ(33=アルファ)とも48・8キロ。リミットを100グラムアンダーでクリアし、8日に東京・後楽園ホールで対戦する。天海が昨年11月の挑戦者決定戦で勝利したが、5階級制覇した王者藤岡奈穂子(竹原慎二&畑山隆則)がこの王座を返上し、チャオズと空位を争う王座決定戦となった。

 チャオズは全日本7連覇の実績があり、16年プロデビューから6戦目での世界挑戦となる。プロ転向時に9階級制覇を目標に掲げ、「まずは1本目のベルトをとりたい。顔が命。一番に顔を打たれないようにしたい」。メインの42歳となる江畑佳代子とは同門に「お局様がいるので盛り上がっているし、いい手本になる」と言うと、江畑に「あとで給湯室に来なさい」とおしかりを受けた。

 天海は09年にWBAスパーフライ級王座を獲得した。5度目の防衛に失敗後は海外で3度挑戦も失敗してきた。久々の日本人対決で2階級制覇がかかる。「判定でなく倒して勝ちたい。ここがゴールではない。このチャンスにしっかりとって、世界に出て防衛していきたい」とKO宣言した。