西日本ボクシング協会(井岡弘樹会長)は5日、大阪市内で会見し、日本ボクシングコミッション(JBC)に申立書を出す意向を示した。

 JBCが岡根英信・関西事務局長(70)との契約を更新せず、7月15日付で退任となり、後任もおかないとする人事に関するもの。関西の試合を管轄するトップがいきなり不在になる事態について、JBC側からここまでなんら説明がないという。

 コミッションは選手を送り出す興行主の協会側とは違い、試合の承認やルールの徹底、レフェリー、ジャッジの配置などで試合運営に携わる。世界戦は別に、関西の日本タイトル戦などは関西事務局で管轄してきた。

 同協会幹部のある会長は「協会とコミッションは一体。ここまで円滑にやってきたのに、なぜこんなことになるのか。今まで通りを要望したい」。JBCは同協会への説明不足を認めた上で「きちんと対応、説明したい」と申し立てに対応する考えを示した。