K-1クルーザー級を主戦場とする愛鷹亮(31=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が9月20日、横浜アリーナで開催される「K-1 WORLD GP2021 JAPAN~よこはまつり~」(日刊スポーツ新聞社後援)で08年北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストで総合格闘家の石井慧(34=チーム・クロコップ)と対戦することが4日、発表された。

中学、高校と柔道選手だったこともあり、愛鷹は「柔道の世界では雲の上の存在、金メダリストに対し、自分は県王者レベル。柔道少年だった自分が金メダリストと対戦するのは誇らしいし、夢みたいなことができる舞台なのだなと。K-1ファイターとしては先輩なので勝ちにいく準備をしていきます」と意気込みを口にした。

身長差は1センチほどだが、体重差は20キロ近くあるとみられる。体格差は覚悟の上でオファーを受けた愛鷹は「気持ちで圧力に屈しないで勝ちにいきます」と気合を入れ直した。現在、クロアチアを拠点に置き、元K-1 WORLD GP王者ミルコ・クロコップ氏に立ち技の指導を受けている石井の打撃は未知数。愛鷹は「細かいパンチがうまい印象はない。ただミルコ・クロコップといったら自分らが子供の時に見たすごいファイター。普段から彼の打撃を受けているならば打たれ慣れしているだろうし、自分の拳がぶっ壊れるぐらいふっていかないと倒せないかもしれない」と警戒していた。