「まさか自分が攻撃を食らうとは」。

4月以来2度目の特別レフェリー参戦となったSKE48青木詩織が、試合中に首絞めを受け、失神するアクシデントが起きた。

裁いた試合は、辰巳リカ、渡辺未詩、HIMAWARI組対ハイパーミサヲ、らく、原宿ぽむ組の6人タッグマッチ。スプレー缶を誤って渡辺に噴霧した後に辰巳の首絞めをまともに受け、失神してしまった。「前回よりも裁く人数が多かったので、視野を広げないといけなかったのが大変だった」と疲労困憊(こんぱい)の表情で振り返った。

滑り出しは順調だった。レフェリーチェックの際にはミサヲの小道具を発見して没収し、ダブル攻撃も辰巳の首絞めも、ミサヲのロープに足を引っ掛けての丸め込みも厳格に注意してみせた。ところがその後、HIMAWARIが振り回す原宿に当たりそうになり、原宿に手を取られHIMAWARIへの攻撃に参加してしまったりするなど、5カ月のブランクがあったからか、徐々に「ペース」を乱されてしまった。

最後は辰巳に起こされ、「蘇生」すると、最後は辰巳の原宿へのドラゴンスリーパーでギブアップを取り、何とか試合を成立させた。前回はタッグマッチを無難に裁き、SKE48荒井優希に「200点」と言わせるほどのパフォーマンスを見せた。今回も「声の張り方やしぐさで盛り上げていくことを改善した」と、しっかり特訓して臨んだが不満の残る結果となってしまった。それでも「機会があればやらせていただきたい」と3度目の挑戦に意欲を見せた。