MMA(総合格闘技)の頂点、米UFCへの挑戦を希望しているRIZINバンタム級王者・朝倉海(30=ジャパン・トップチーム)が率直な思いを吐露した。

「UFC PI(UFCパフォーマンス・インスティテュート)」(UFCが所有、運営するMMAのトレーニング施設)での合宿を終えて帰国した海は、27日にアップされたジャパン・トップチーム(JTT)公式YouTubeチャンネルの「JTTとUFC PIの違いについて」という動画に登場した。

海は「僕はずっとUFCのチャンピオンになるのが目標だと言っていて。そこを実現させるためには今年すぐにでもUFCに挑戦して。僕も今、30歳なんで、時間もないかなと。なのでこの3年ぐらいで(目標を)かなえたいなと思います」と、今すぐにでもUFCで戦いたいという気持ちをあらためて示した。そして「僕が世界で活躍することでたぶん、日本の格闘技がもっと盛り上がっていくと思うんですよね」とも話した。

JTTのビリー・コーチのつてで、普通は選手本人および練習パートナーしか入れないというUFC PIでトレーニングをしてきた海は「食事面は大変でしたけど練習はめちゃくちゃ良かったですね。同じ階級のトップの選手たちと毎日練習できて。それこそ僕がまだアマチュアの時とかにUFCでチャンピオンになった人とかそういう人とかとも一緒に練習ができて。本当に今トップで活躍してる選手とも肌を合わせてきて、自分の実力を確かめることができたし、すごい自信にもなりました」と振り返った。

その上で「今のこのJTTの環境は、アメリカに行ってきた僕が見た環境と比べてもひけをとらない。すごい良い環境になってきてますね。ジムもだし、コーチもだし、選手も集まってきて、今なら世界とも戦えるチームになってきている」とJTTの練習環境についても胸を張っていた。