大相撲春場所初日を翌日に控えた7日、大阪・ボディメーカーコロシアムで土俵祭りが行われ、2度目の6連覇と34度目の優勝を狙う横綱白鵬(29=宮城野)ら三役以上の力士や、日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)らが出席した。

 初場所後の一夜明け会見で審判部を批判するなど物議を醸した白鵬は、審判部の親方衆も参列する中で厳しい表情を崩さず、終了後に今場所に懸ける気持ちを問われても無言を貫いた。

 8場所ぶりの優勝を狙う横綱日馬富士(30=伊勢ケ浜)は「順調に来ています」と穏やかに話し、1年前に賜杯を手にした横綱鶴竜(29=井筒)は「気が引き締まります」と、横綱初優勝への思いを抱いた。

 北の湖理事長は「白鵬は気だけは緩めず、優勝争いを引っ張っていってほしい。ほかの2人の横綱は、優勝しないとそろそろ(白鵬と)横綱の実力差があると見られてしまう」と奮起を促した。