大相撲の大関稀勢の里(田子ノ浦)が3日、29歳の誕生日を迎えた。愛知県瀬戸市の二所ノ関一門の連合稽古に参加し、稽古後に報道陣から似顔絵入りのケーキを贈られた大関は「おっさんになったなと思います」と笑いながら「別に衰えを感じないし、毎日元気にやってます。毎日いい朝を迎えられている」と充実した表情で話した。

 夏場所では23歳の照ノ富士が優勝し、年下の大関も誕生した。「自分は自分という気持ちはありますが、負けじとね。負けじとやらなくては。焦りはなく、着実に少しずつ、まじめにやっていきたい」と悲願の初優勝と綱とりへ一層、気合を込めていた。