16人以上によるユニットの本戦進出決定戦で、AKB48の都道府県代表が集うチーム8が、16期研究生に敗れ、9月24日の本戦(愛知・日本ガイシホール)進出を逃した。

 16期生の武藤小麟(17)から「私たちは(じゃんけん前に)円陣を組んだので」と気合十分なコメントを聞くと、チーム8も慌ててその場で円陣を組み始めるドタバタぶり。勝負では、歌田初夏(15=愛知)が田屋美咲(13)に一発負けした。悔しさで目を潤ませる歌田を、大西桃香(19=奈良)高岡薫(16=愛媛)らが慰めていた。

 今大会は過去7回の個人戦とは異なり、48グループのメンバー同士で組んだユニット単位で出場する新方式に変わった。チーム8は現在所属する45人全員での出場を決め、今大会の最多人数ユニットとして注目されていた。16人以上ユニットは本戦出場枠がわずか「1」で、チーム8と16期生の一騎打ちになっていた。

 本番前には、じゃんけんの代表者を決めるため、自分たちで「地区予選」を開催した。最後まで勝ち残った「幸運の女神」歌田にすべてを託したが、チームとしての悲願でもある単独CDデビューは夢と消えた。坂口渚沙(16=北海道)は悔しさを押し殺し、「16期のみんな、頑張って下さい!」と、16期生18人にエールを送っていた。