AKB48グループの秋元康総合プロデューサーが28日、この日横浜スタジアムで行われた卒業コンサートに出演したHKT48指原莉乃(26)にコメントを寄せた。全文は以下の通り。

 

「AKB48とは高橋みなみのことである」と言ったことがあります。決して、器用ではない高橋みなみが夢のためにただひたすら努力する姿が、まさにAKB48のコンセプトだったからです。そして、今は「AKB48とは指原莉乃のことである」と言えるでしょう。引きこもりで落ちこぼれだったアイドルヲタクの少女が一念発起して自らがトップアイドルになり、後進を育てるプロデューサーになったんですから。

指原莉乃はなぜ、逆境からここまで上り詰めたのでしょうか? 彼女と一緒にいると、いつも、歌を口ずさんでいることに気づきます。AKB48グループだけでなく、その時のお気に入りのアイドルの曲を口ずさんでいるんです。辛い時も悲しい時も寂しい時も、もちろん、楽しい時も。彼女にとってはアイドルが全てなんです。“自分が好きなものをずっと好きでいたい”。そんな単純なことが彼女をここまで頑張らせた原動力だと思います。

指原莉乃はAKB48グループを卒業しますが、彼女は生涯アイドルです。お疲れさまでした。そして、これからも頑張れ。