NMB48の新キャプテン小嶋花梨(20)が、5日に大阪城ホールで行われた9周年コンサートで、涙声になりながら「9年間の思いを胸に、10年目の扉を開きたい」とあいさつした。

横野すみれ(18)原かれん(18)の研究生コンビによるミニ漫才で幕開けたコンサートでは、卒業する太田夢莉(19)が初センターを務める11月6日発売のシングル「初恋至上主義」も初披露され、約3時間のステージとなった。

アンコールにこたえ、締めの挨拶に立った小嶋は「先輩たちの背中を追い、日々、仲間に励まされ、進んできました」。昨年秋、グループ結成時からの絶対エースだった山本彩が卒業。その際、山本は、加入前から自他ともに認める「NMB48ヲタ」だった小嶋を、誰よりも「ナンバ愛がある」として、次期キャプテンに指名していた。

小嶋は、ファン時代から見てきたグループ9年の歴史を「たくさんの楽しいこと、つらいこともありました。仲間とひとつのことに向かう達成感、卒業メンバーを見送る寂しさ、9年の年月がNMB48を成長させてくれました」と振り返った。

今年8月以降も卒業が相次ぎ、小嶋は「NMB48はこのままで大丈夫? ともよく聞かれます」と吐露。その上で「大丈夫です。こんな熱い気持ちを持った仲間、ファンの方がいてくださる」と言い、10年目へ向かう決意を語った。

また、小嶋、東由樹、石田優美、加藤夕夏、川上千尋、河野奈々帆のダンサー6人で組むユニット「だんさぶる!」でも、パフォーマンスを披露。同ユニットでの初ライブは、12月16日に大阪・梅田クラブクアトロで行われることが決まり、この日、発表された。