パチューカに移籍したFW本田圭佑(31)のものまねで知られる、じゅんいちダビッドソン(42)が22日、東京・新宿のロボットレストランで行われた米映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」(ルパート・サンダース監督)ブルーレイ&DVD発売記念イベントで、思わぬ悩みを口にした。

 じゅんいちは周囲から最近、本田がじゅんいちにキャラを寄せているのでは? と言われると明かした。

 じゅんいち 僕の方が年上ですけど、本田選手も年齢が(上に)いってきて、本田選手が俺に似てきているという、とらえ方もある。訳の分からん話で。俺が(キャラを)寄せているのに、本田選手が寄せているみたいになっていて…どちらが寄せていっているか、周りが分からない状態になってきている。

 じゅんいちは、自身が本田と似ていることについて「偶然、似ていた。髪形はコピーしましたけど、整形したわけでもないですし」と素材として似ているとアピール。一方で「何回か会っていますけど、横にいると似てないんですよ」と言い、苦笑した。

 そう言いつつ、パチューカに移籍した本田の時事ネタも、しっかり披露した。イベント登場時に「今日の夜中の試合で、初めてメンバーに入った。ふくらはぎも回復したんですけど…おそらく、このイベントに来たんで出られないですね。」と言い、胸を張った。

 また「今、向こう(メキシコ)に、じゅんいちダビッドソンさんに行ってもらっています。時々(試合で)調子悪い時(プレーしているのは)じゅんいちさんです。僕の方が面白いんで、こういうイベントは本田が来ています」とまで言った。司会から「(キャラが混じって)グチャグチャになりそう」と指摘されると「僕も今、どっちでしゃべっているか分からないですね」と言い、笑った。

 さらに、メキシコでの体調管理についても、本田になりきって「メキシコにいるんで、食事は大体、トルティーヤなんで。トルティーヤ食べていれば、運動しなくても大丈夫。あとはコロナビールですかね」とギャグを飛ばした。

 ただ、本田が日本時間早朝に「ボールと標高の違いに順応することが必要」と、真摯(しんし)にトレーニングに励んでいる現状を英語でツイートしたのを意識したのか「これ、本人に聞かれたら多分、怒られるヤツですね」と苦笑した。

 今後の自身の課題として、「本田の偽者です」という意味のスペイン語を覚えることを挙げた。「イタリアに本田選手がいる頃に、イタリア語では覚えた。スペイン語のこれを、早くインプットしたい。まだ、ちょっと勉強できていない。メキシコに行っても大丈夫なように」と、パチューカでの本田の直撃に意欲を見せた。【村上幸将】