大平サブロー(61)が24日、大阪・YES THATERで、関西弁や関西を題材にした楽曲を歌い継ごうと「オオサカンホットミュージックナイト」を開き、間寛平(68)嘉門タツオ(58)もゲスト出演した。

 サブローは、親交があった故やしきたかじんさんの「やっぱ好きやねん」を歌って幕開け。故桑名正博さんの「月のあかり」や、自身のオリジナル曲「歩幅」などを歌い「歌ってるときは、煩悩が消えました。ほんま幸せな61歳です」と感無量の表情で話した。

 歌の合間には2曲ごとにMCが入り、サブロー、寛平、嘉門が次々に達者なトーク。サブローは「見てる人にはすごいお得感あったと思う」と言い、予定時間がどんどん伸びていった。

 オリジナル曲「RUN RUN RUN」などを歌った寛平は「二十数年ぶりに歌ったけど、まだいけるな~」とニンマリ。寛平といえば、75年発売の「ひらけ! チューリップ」がミリオンセラーとなったが、トークでは「100万枚売れて、(収入として)入ってきたのは24万円やで」とぼやいて笑わせた。

 嘉門は、世相を斬るナンバーや替え歌メドレーでわかせ、終演後の取材で「この3人で大阪の歌、いいですね。吉本興業とは-って、万人に分かる歌とかね。何かポンッと、アイデアがわいたら作りたい」。今公演は今後、定期公演化が検討されており、嘉門は「公演オリジナルソング」の制作にも興味を示した。

 また、たかじんさんにかわいがられていたサブローについて、嘉門は「サブローさんは、たかじんさんの歌を歌っていく資格がある」と言い、曲の合間に「やしきたかじん物語」を入れるなどのプランを提案していた。